第38回臨床工学技士国家試験について
- Doi, M
- 3月16日
- 読了時間: 1分
第38回臨床工学技士国家試験を受験された皆さま、お疲れ様でした。
今回の問題の中から生化学の問題をピックアップして、少し触れてみたいと思います。
AM3 タンパク質の構造に関する問題
難しく感じた方もいるかもしれませんが、選択肢5のヘモグロビンが4量体であることを知っていれば解ける問題です。
ヘモグロビンは、αサブユニットとβサブユニットを2個ずつ含む4量体(α2β2)のタンパク質です。
したがって、「3つのサブユニット」という記述は誤りです。
PM3 糖質の消化・吸収についての問題
選択肢2のラクターゼは、小腸で産生される酵素でラクトース(乳糖)をガラクトースとグルコースに分解します。
膵臓から分泌される酵素としては、アミラーゼ(糖質分解)、リパーゼ(脂質分解)、トリプシン(タンパク質分解)を覚えておきましょう。
生化学の問題は難化傾向にあるといわれています。
出題数は2問程度ですが、試験の序盤でつまずかないためにも、しっかりと対策をしておきたいところです。
コメント